クイックスタート
初回フライトに必要なものをすべてまとめました。8 分間の動画ガイド、開梱と初回のみのパラメーター設定、推奨セットアップ手順、そして現場での実施手順です。
10|初回フライトの前に ・開梱とパラメーター設定
本送信機は出荷前に設定と動作確認を済ませています。基本的に設定は保存済みですが、念のため以下をご確認ください。
多くの場合、送信機を受け取ってペアリングを済ませれば、そのままご使用いただけます。
ただし、ユーザーがご自身のアカウントでログインしたことにより、送信機の設定がすべてリセットされた事例が少なくとも 1 件報告されています。
そのため飛行前には、とくにジンバル関連のパラメーターを中心に、すべての設定をあらためてご確認いただくことを強くおすすめします。PanoMatrix モジュールが正常に動作するために必要な手順です。
DJI Fly アプリで次のように設定します:
- Gain & Expo Tuning を開き、Normal モードを選択
- Max Angular Velocity を 90°/秒 に設定
- Yaw Smoothness を 2 に設定
- Tilt Control Speed を 100°/秒 に設定
- Tilt Smoothness を 2 に設定
- Adaptive Gimbal Speed は必ず Adaptive のままにし、変更しないでください
上記以外のパラメーターは、すべて初期値のままにしてください。他の項目は変更しないでください。
本送信機は、マトリクスパノラマ撮影専用の送信機としてご使用いただくことを想定しています。
他の飛行や動画撮影で異なる操作感やカスタム設定が必要な場合は、お手持ちの標準 RC2 / RC 2 Pro、または別の送信機をご使用ください。
21|クイックスタートガイド — 推奨セットアップ
初回フライト・必読8 分でわかるクイックスタートガイド
撮影の基本設定とワークフロー
この短い動画では、撮影の基本設定とワークフローをわずか 8 分で把握できます。マニュアル本編を読む前に全体像をつかんでいただけるよう、NotebookLM を用いて手軽な入門用として作成しました。本システムを初めてお使いの方は、まずここからご覧ください。
1. 基本アクセサリーを取り付ける
アルミ製リアブラケットと、必要に応じてオプションのアルミ製ミニ三脚マウントのみを取り付けてください。
PanoMatrix のマルチロー撮影では、0.65× 超広角レンズや ND フィルターを絶対に取り付けないでください。自動パノラマ撮影には対応していません。
2. RC2 の電源を入れ、機体とリンクする(初回はペアリングが必要)
初めてご使用になる場合:
• RC 2 の電源を入れる
• Mavic 4 Pro の電源を入れる
• 機体と送信機をリンク(ペアリング)する
一度ペアリングすれば、次回以降は自動で接続されます。
3. 飛行モードを設定する(Normal)
DJI RC 2 の中央にある飛行モードスイッチ(PanoMatrix モジュールのすぐ下)を次のように設定します:
- 中央 → Normal (N) ← 推奨
- 左 → Cine (C)
- 右 → Sport (S)
PanoMatrix の自動撮影中は Normal (N) モードにしてください。ジンバルの動作が安定します。
4.[初回のみ]DJI Fly でスティックモードを選択する
ご自身の操縦スタイルに合わせて Controller Mode 1 / Mode 2 / Mode 3 を選択してください。
5.[初回のみ]DJI Fly でジンバル設定を確認する
出荷時に設定済みですが、必要に応じてご確認ください:
• Gain & Expo Tuning を開き、Normal モードを選択
• Max Angular Velocity を 90°/秒 に設定
• Yaw Smoothness を 2 に設定
• Tilt Control Speed を 100°/秒 に設定
• Tilt Smoothness を 2 に設定
• Adaptive Gimbal Speed は必ず Adaptive のままにし、変更しないでください
6. DJI Fly でレンズを選択する
撮影モードに応じて 1×、2.5×、6× のいずれかを選びます。
7. DJI Fly で写真モードのパラメーターを設定する
Single Photo モードに切り替え、次の項目を確認します:
• ISO:マニュアル
• シャッター速度:マニュアル
• 絞り:マニュアル(該当する場合)
• 形式:DNG
• アスペクト比:4:3 または 3:2(最大解像度に必要)
• 空き容量:40 GB 以上
8. DJI Fly でジンバルの開始角度を確認する
PanoMatrix のシーケンスを開始する前に:
• C1 ボタンを 2 回押す → ジンバルが水平(0°)に戻ります
• 例外:1× レンズによる空の撮影モードでは、ジンバルを +70° まで上向きにします(第 1 世代ファームウェアのみ)。ファームウェア V2.0 以降では手動で角度を変える必要はなく、ジンバルは水平のままで構いません。
9. PanoMatrix モジュールの電源を入れる
ハードウェアの電源を ON にします(インジケーター LED が点灯します)。ファームウェア V2.53 で実行中のシーケンスを停止するには、Mode ボタンを 5 秒間長押しします。モジュールが撮影を中断し、プログラムメニューに戻ります。第一世代ファームウェアでは電源を切る以外に停止手段がなく、約 2 秒後にモジュールが再び起動します。
10. 撮影シーケンスを開始する
モジュールの画面で:
1× / 2.5× / 6× を選び、START を押します。
11. 動作中は送信機に触れない
360° マルチローのシーケンスは全自動で進行します。
12. スピーカーの音量を上げる
完了まで進行状況を知らせる音で確認してください。
新しい AEB 撮影モード
フェーズ 1:機材のセットアップと飛行前チェック
- 送信機を固定する:送信機背面のアルミ製マウントを使い、DJI RC 2 を安定した三脚に取り付けます。
- 電源を入れる:送信機と DJI Mavic 4 Pro の電源を入れます。6× AEB のフルシーケンスを開始する前に、機体バッテリーが 85% 以上あることを確認してください。
- 飛行モードを設定する:送信機画面上部にある飛行モードスイッチを中央の Normal (N) に設定します。撮影中は変更しないでください。
- 表示と音を最大にする:送信機の画面輝度とスピーカー音量を最大にし、シャッター音を有効にします。撮影の進行状況を音で常時確認できます。
フェーズ 2:アプリの初期設定とジンバル調整(初回のみ)
操縦スタイルに合わせてスティックモードを設定します。
- ジンバルのパラメーター:DJI Fly アプリで Gain & Expo Tuning → Normal Mode を開き、次の値を厳密に設定します。
- Max Angular Velocity:90°/秒
- Yaw Smoothness:2
- Max Control Speed (Tilt):100°/秒
- Tilt Smoothness:2
- Adaptive Camera Motion:Adaptive のままにしてください
- カメラ設定とアスペクト比:
- 形式:RAW(DNG)に設定し、書き込み速度を安定させるため内部ストレージを使用します。
- 露出:マニュアル露出を使用し、ISO(例:100)、シャッター速度(1/150 秒以上)、ホワイトバランスを固定します。
- アスペクト比(必須):1× レンズは 3:2、2.5× と 6× レンズは 4:3 に設定します。16:9 は絶対に使用しないでください。パノラマのスティッチに失敗します。
フェーズ 3:AEB 撮影のためのカメラ準備
- AEB を手動で有効にする:新しい AEB(自動露出ブラケット)モードを使用する場合は、PanoMatrix モジュールを操作する前に、DJI Fly アプリでカメラの撮影モードを「AEB」(3 枚・5 枚・7 枚など)に手動で切り替えてください。
- ジンバル開始角度に関する注意:ジンバルは水平で前方を向いた通常の角度に保ってください。真下や真上へ手動で向けないでください。ファームウェア V2.53 は開始時にジンバルを自動的に 0°(水平)へ戻します。
フェーズ 4:PanoMatrix モジュールの実行
- モジュールの電源を入れる:上面の電源スイッチで PanoMatrix モジュールをオンにします。
- プログラムを選ぶ:モジュールの Mode ボタン(右側)で第 2 階層のメニューを送り、目的の AEB プログラム(6X-V-AEB、2.5X-V-AEB、1X-V-AEB など)を選択します。
- 撮影インターバルを設定する(AEB プログラムのみ):AEB では各ポジションで複数枚を記録するため、ファームウェア V2.53 ではポジション間の待ち時間を設定します。旧ファームウェアにこの設定はありません。推奨値は次のとおりです。
- 1x-V-AEB:7 秒
- 2.5x-V-AEB:3 秒
- 6x-V-AEB:3 秒
- 撮影を開始する:Start ボタン(左側)を押して確定・実行します。
- 手を触れない:シーケンスが始まったら、スティックにも画面にも一切触れないでください。手動入力は自動経路を乱し、撮り逃しの原因になります。
フェーズ 5:緊急一時停止と飛行後のバックアップ
- 一時停止と再開:緊急時は Mode ボタン(右)を 1 回押すとシーケンスが一時停止します(画面に「pause」と表示)。Start ボタン(左)で再開できます。
- ミッションの中止:ミッションを完全に中止するには、Mode ボタン(右)を 5 秒間長押しします。モジュールがシーケンスを中断し、プログラムメニューに戻ります(ファームウェア V2.53 以降。第一世代ファームウェアではモジュールの電源を切る必要がありました)。
- 直ちにバックアップする:着陸後はファイルを削除しないでください。大容量 SSD に接続し、総撮影枚数を確認して撮り逃しがないことを確かめてから電源を切ります。